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 安重 千代子 CHIYOCO ANJU / 一般社団法人 ビジネス能力開発研究所
医療に革命が起きた。全国に極少数だが、全てのサービス業の頂点となり、
成長を続ける素晴らしい病院が存在する。


医療がなぜ革命の先人を切ったのか?

医療費の増大により、国民皆健康保険制度が破綻寸前で、国民の負担が増加する一方である。支払う金額が大きくなればなるほど、見合う見返りを求められ、“医療の質”が問われるようになった。

日進月歩の医学により、最先端の医療技術が要求される診療内容に変化し、医療ミスの問題が多発するようになった。命に関わる問題であるから、国民もあやふやにはできない。

病院は、これからもっと強烈な生き残りバトル炸裂が予想される。選ばれる病院にならなければ生き残れないという危機感を持っている。
産業構造、社会構造の大変換は、仕事のやり方を激変させる。不変の地位、不変の権力などはない。医者という特権にあぐらをかいていた時代は終わった。
一部の医者がまるで特権階級のごとく振る舞い、医者に対する国民の不満は頂点に達していた。海外のように、病院が第三者機関によって評価されなければ正常な医療が望めない。国民が病院を判断する情報が提示されないことの不安と不満も蔓延していた。

確かな機関が病院の質をチェックして認定を出してくれという声に押されて、厚生省が立ち上がり、平成7年に日本医療機能評価機構(サーベイヤー)が発足した。日本人で勲章の授与を断る人は少ない。お国からの評価は誇りで一族の誉れでもある。
認定システムは、人間の「評価されたい。認められたい」という心をくすぐり、病院では、日本医療機能評価機構の認定病院の座を勝ち取る目標設定ができた。そこで、病院が一丸となって勉強し、我が身を振り返ったときに、先進諸国に比べて日本の医療サービスの未熟さ貧困さに気付いた。目からウロコが落ちる思いで学び・改め、急速に病院の質が高まっていった。
この認定は、医療人に“医療とは何か?”を再認識させるきっかけとなり、大きな役割を果たした。
 そして、今、電子カルテの登場で、医療現場が面白い。患者参加が当たり前の時代がやっと現実のものとなった。戦後最大の、変革は、医療からであると言える。
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医療サービス

安重千代子分析 記事

 日本において、医療サービスの必要性を感じ、医療人教育を担う学校教育において、
いち早く平成7年に、
文部省の単位認定の「医療サービス学」を立ち上げました。

今や、サービス業の頂点は病院になった。病院にサービスを学び、日本は世界でもトップレベルです。

一、医療サービス学の教育方針

1、医療人としての誇りと向上心を持たせる
2、「患者様第一主義」医療はサービス業であるという認識の徹底
3、世界を牽引する病院作りを、常に考える姿勢を持たせる

二、医療サービス学の内容

1、ビジネスマナー + 医療機関のマナー
2、病院と医療の原点を知り、謙虚に先人を敬う
3、最新の医療サービス
4、医療革命
5、癒しの環境 
(体を治すだけでなく、患者様の不安、家族の不安も取り除く)